ヘルスパークの健康マメ知識 ダイエットの真実

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太っている、太っていないの基準

肥満とは、カラダに脂肪が過剰に貯蓄された状態を言います。スポーツ選手のように筋肉が多いと体重も重くなりますが、 そのような一部の例外を除くと、脂肪の量は身長と体重との比率と相関すると言われているため、簡単な計算で「肥満」かどうかを知ることが可能です。

一般に、太っているか、太っていないかの判定には、ボディ・マス・インデックス(BMI)が使われることが多いです。 日本では、BMIが25以上の場合を肥満と判定しています。健康面では、BMI22がベスト値とされ、ここから逆算して求められた体重が「標準体重」と言われています。 BMIが22だと、一般的なスリムな体型より少し太めに感じるかもしれませんが、このくらいの体格の人が一番病気にかかりにくいということがわかっています。

3つの数字

体重にも、クオリティがある?

こういう話をしてくると、体重が多いことが悪いことのように感じるかもしれないが、そうではありません。重要なのは、体重の内容なのです。 肥満とは、あくまで脂肪が多すぎる状態を言います。体重が多いこととは基本的に違ってきます。たとえば、筋肉量の多いスポーツ選手などは、 体重が多くても体脂肪率が少ないのです。こういう場合は、たとえ体重が100㎏あっても肥満ではありません。 逆に、体重が標準より軽くても体脂肪率が高い「隠れ肥満」というのも存在します。

人間のカラダは、主に[水分][脂肪][タンパク質][ミネラル]の4つの成分でつくられています。そして、体重の50〜60%は水分が占めています。 水分が増加して体重が増えた状態は肥満ではなく、むくみ(浮腫)と言われます。ダイエットの初日に2〜3㎏簡単に減ったりするのは、この水分が失われるからで、 脂肪が減っているわけではなく、痩せたわけではありません。

水分の次に多いのが脂肪である。体重に占める脂肪の割合を体脂肪率というが、男性で15〜20%、女性で20〜25%が標準的とされています。体脂肪率が男性で25%、女性で30%を 超えると肥満という判定になります。上手に痩せるためには、この脂肪の割合を減らすことが重要になってきます。

ダイエットなんて、理屈はカンタン

摂取エネルギー・消費エネルギー・貯蔵エネルギー

ため過ぎるとカラダに害を与える脂肪を、どうすれば効率良く減らすことができるでしょう。脂肪は、あくまでも余ったエネルギー が貯蓄されたものですから、基本はカロリーの「収支バランス」になってきます。食事として摂取したエネルギーのうち、消費さ れなかったものが脂肪として貯蔵されるわけですから、食事が多すぎれば、余った分は脂肪に変わります。食事が少なくても、運動不足などで消費がそれよりも少なければ、 やはり太ってしまいます。逆に食事が多くても、それよりたくさんのエネルギーを消費すれば痩せることになります。摂取した以上に消費する。ダイエットのセオリーは、 とてもシンプルなのです。

しかし、食欲という本能をコントロールするのも、エネルギーを消費する運動を習慣づけるのも、簡単なこととは言えません。ここに、多くの人がつまずくハードルがあります。 また、作戦を立てて計画的にやらないと長続きしないだけでなく、肌や髪を傷めたり、ホルモンの異常を起こすことがあります。無理をして一時的に痩せるのも考えものです。 逆に太りやすい体質をつくってしまい、リバウンドしてしまうことも多いのです。先にも述べたように、ダイエットの理屈はいたってカンタン。摂取した以上に消費する、これだけでOKです。 あまりハードルを高くしないで、このシンプルなセオリーだけ守ることを考えましょう。

リバウンドは、なぜ起こる?

具体的なダイエットの方法を考える前に、リバウンドの予防対策を立てておくことも大切です。リバウンドの主な原因は、運動をしないで行なう食事制限に偏ったダイエット方法にあります。

運動をせずに食事制限をすると、体脂肪だけでなく、筋肉も減ってしまいます。筋肉は、カラダの中でもっともエネルギーを消費しやすい臓器です。 筋肉が減ると、当然、消費エネルギーも減ってしまいます。また、カラダは、自分自身を飢餓から保護するために、基礎代謝を抑え、エネルギーを節約しようとする働きを持っています。 すると、今までなら太らなかった食事の量でも、エネルギーが過剰になり、脂肪が増えていくことになるのです。これがリバウンドの原因です。 また、ダイエットを始めて、最初のうちはスムーズに体重が減ったのに、ある時期からまったく減らなくなってしまうことがありますが、これも同じ理由からきています。

追求するのは、2つのテーマ

追求す2つのテーマ

ダイエットにはいろいろな方法がありますが、効果のあるダイエット法で追求されるテーマは、「摂取エネルギーを減らす」「消費エネルギーを増やす」の2つに絞られます。 このセオリーにきちんと従っていれば、どんなやり方でも一時的には確実に痩せられます。しかし、体調を崩したり、リバウンドを繰り返すようでは、ダイエットの成功とは言えません。 「摂取エネルギーを減らす」「消費エネルギーを増やす」この2つの要素を上手に組み合わせて、長く続けられる無理のないプログラムを立てることが重要なんです。

■制限系ダイエット(摂取エネルギーを減らす)

人間は、摂取するエネルギーを減らせば、一時的には確実に痩せられます。しかし、きちんと考えてやらないと、栄養不足やリバウンドなどの問題も起こります。

摂取エネルギーを減らすダイエットについて、注意すべき点

    ・必須栄養素はしっかりと摂取
    ・タンパク質はしっかりと。運動と組み合わせて
    ・ストレスと上手に付き合う
    ・食事回数をしっかりとる

■燃焼系ダイエット(消費エネルギーを増やす)

運動による方法と、サプリメント等により代謝を高める方法などがあります。運動を続けることはなかなか難しいですが、痩せるための方法として運動は理想的です。 消費エネルギーを増やすだけでなく、運動により筋肉量が増加すれば、太りにくく痩せやすい「ダイエット体質」のカラダをつくることができます。

ぜひ「摂取エネルギーを減らす」と「消費エネルギーを増やす」の2つのテーマにそって、健康的なダイエットを試みてくださいね。

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